内務省名義の土地
皆さん、内務省ってご存知ですか?
1873年(明治6年)11月10日に設置され、1947年(昭和22年)12月31日に廃止された日本の中央官庁です。
地方行財政・警察・土木・衛生・国家神道などの国内行政を担ってました。
古い道路法では「買収した土地は、内務省名義で登記すること」となっており、県道の下、市道の下、いたるところに内務省名義の土地が現存します。
また、一見(里道、いわゆる赤道)と思われるところに「内務省名義」の土地が存在することもあります。
ややこしいのは、県道として道路認定されている区域の下の「内務省名義」の土地の管理者は県ですし、市道の下は市となっていることです、
県道と市道が交差している場所に「内務省名義」の土地の管理者については、道路法の知識・過去の拡幅の歴史等、専門的な知識が必要となります。
この3日ぐらい、一見県道の敷地内のように見える、県道と平行に細長くある「内務省名義の土地の調査で走り回りました。
結局、21日(金)の夕方に確定的に管理者が判明し、市管理の土地であることを確認し、調査は完了しました。
とても特殊な事例でしたが、途中は「県と市でもめるのではないかとヒヤヒヤものでした。
これには、平成17年3月末日までに行われた「特措法による無償譲与」という手続が深く関わってくるのですが、それについては来週末までに書きたいと思います。
PS.ブログ最初のテーマがかなり重たいものとなりましたが、このブログでは登記関係についての特殊な事例について書いていきたいと思いますのでお付き合いねがいます、